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仕訳パターンが多くて起票に時間がかかる時にAIに整理を任せる(仕訳準備)

作成者: neco.🐈‍⬛ いいね: 0 2026年02月15日 02:49

📝 プロンプトの説明

経理の仕訳入力業務を効率化するスキルです。Anthropic社の公式スキルをベースに日本語化しました。この内容をコピーしてAIチャットに貼り付けるだけで、AIがスキルとして自動登録します。 ■ できること ・未払計上、減価償却、前払費用償却、給与計上、収益認識の仕訳テンプレートを提供 ・証憑要件と承認権限マトリクスのテンプレートを生成 ・レビューチェックリストでよくある仕訳ミスを防止 ・日本の会計基準(企業会計基準第29号等)に対応 ■ 対応AI Cursor / Claude Code / Cowork / アンチグラビティ / Codex / Manusu など、Skills対応のAI ■ こんな方におすすめ ・月次決算の仕訳パターンを整理・標準化したい経理担当者 ・仕訳の承認フローやチェック体制を強化したい管理職の方

以下の内容を SKILL.md として保存し、スキルとして登録してください。
保存先やスキル名など、登録に必要な情報が不足している場合は、わかりやすい言葉でユーザーに確認してください。

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name: journal-entry-prep
description: 月次決算の仕訳入力を支援するスキル。未払計上、前払費用償却、固定資産減価償却、給与計上、収益認識の仕訳テンプレートと、証憑要件・承認フローを提供する。
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# 仕訳入力準備

**重要**: このスキルは仕訳入力のワークフローを支援しますが、専門的な助言を提供するものではありません。すべての成果物は、有資格の専門家によるレビューを経てからご使用ください。

仕訳入力のベストプラクティス、標準的な仕訳パターン、証憑要件、レビュー・承認フロー。

## 標準的な未払計上の仕訳パターン

### 買掛金の未払計上

期末時点で商品・サービスを受領済みだが請求書が未着の場合に計上する。

**標準仕訳:**
- 借方: 費用勘定(または資産計上要件を満たす場合は資産勘定)
- 貸方: 未払費用

**計算根拠:**
- 検収済みの発注残
- サービス提供済み・未請求の契約
- 経常的な取引先との取引(光熱費、サブスクリプション、外注費)
- 申請済み・未精算の経費精算書

**留意事項:**
- 翌期に振り戻す(自動振戻を推奨)
- 見積方法は期間を通じて一貫させる
- 見積根拠を文書化する(発注金額、契約条件、過去実績等)
- 実績と見積の差異を追跡し、将来の見積精度を向上させる

### 固定資産の減価償却

有形固定資産および無形固定資産の期間減価償却費を計上する。

**標準仕訳:**
- 借方: 減価償却費(部門またはコストセンター別)
- 貸方: 減価償却累計額

**償却方法:**
- **定額法:** (取得価額 − 残存価額)÷ 耐用年数 — 財務報告で最も一般的
- **定率法:** 期首帳簿価額に一定率を乗じる加速償却法(日本の税務で広く使用)
- **生産高比例法:** 実際の使用量や産出量に基づく

**留意事項:**
- 固定資産台帳またはスケジュールから減価償却を実行する
- 新規取得資産の耐用年数と償却方法が正しく設定されているか確認
- 除却や減損の有無を確認し、必要に応じて除却処理を行う
- 会計上の償却と税務上の償却の差異を管理する

### 前払費用の償却

前払費用を受益期間にわたって費用配分する。

**標準仕訳:**
- 借方: 費用勘定(保険料、ソフトウェア、地代家賃等)
- 貸方: 前払費用

**主な前払費用の種類:**
- 保険料(通常12ヶ月契約)
- ソフトウェアライセンス・サブスクリプション
- 前払家賃(賃貸条件による)
- 前払保守契約
- 学会・イベントの前払金

**留意事項:**
- 開始日・終了日・月額を含む償却スケジュールを管理する
- 少額の前払について一括費用処理の妥当性を検討する
- 解約・中途解約により加速償却が必要なものを確認する
- 新規前払は速やかにスケジュールに追加する

### 給与の未払計上

当該期間の給与および関連費用を未払計上する。

**標準仕訳:**

*給与未払計上(給与支払日と月末が異なる場合):*
- 借方: 給与手当(部門別)
- 貸方: 未払給与

*賞与未払計上:*
- 借方: 賞与引当金繰入額(部門別)
- 貸方: 賞与引当金

*法定福利費の未払計上:*
- 借方: 法定福利費
- 貸方: 未払法定福利費

*社会保険料の未払計上:*
- 借方: 社会保険料(会社負担分)
- 貸方: 未払社会保険料

**留意事項:**
- 給与未払は、当該期間の稼働日数と給与計算期間に基づき計算する
- 賞与引当金は、支給基準(目標額、業績指標、支給時期)を反映させる
- 会社負担の社会保険料を含める(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険)
- 有給休暇引当金の計上が必要な場合は、人事規程や法令に従い計上する

### 収益認識

履行義務の充足に基づき収益を認識する。

**標準仕訳:**

*前受収益の収益認識:*
- 借方: 前受収益(契約負債)
- 貸方: 売上高

*新規債権の発生を伴う収益認識:*
- 借方: 売掛金
- 貸方: 売上高

*前受金の受領:*
- 借方: 現預金
- 貸方: 前受収益(契約負債)

**留意事項:**
- 収益認識基準(企業会計基準第29号 / ASC 606)の5ステップに従う
  - ステップ1: 顧客との契約を識別
  - ステップ2: 契約における履行義務を識別
  - ステップ3: 取引価格を算定
  - ステップ4: 取引価格を履行義務に配分
  - ステップ5: 履行義務の充足時に収益を認識
- 各契約の契約レベルの明細を監査対応用に保持する

*注: 日本基準では企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」が適用されます。IFRS適用企業ではIFRS 15が対応します。*

## 証憑要件

すべての仕訳に以下を添付する:

1. **仕訳の説明/摘要:** 何をなぜ計上するかの明確で具体的な記述
2. **計算根拠:** 金額の算出方法(計算式、スケジュール、参照データ)
3. **裏付け書類:** 取引の根拠となる原始証憑の参照(発注番号、請求書番号、契約書参照等)
4. **対象期間:** 仕訳が適用される会計期間
5. **作成者:** 仕訳作成者と作成日
6. **承認:** 承認権限マトリクスに基づく承認証跡
7. **振戻指示:** 自動振戻の要否と振戻日

## レビュー・承認フロー

### 承認権限マトリクスの例

| 仕訳種類 | 金額基準 | 承認者 |
|---------|---------|-------|
| 定型・経常仕訳 | 金額問わず | 経理課長 |
| 非定型・手入力仕訳 | 500万円未満 | 経理課長 |
| 非定型・手入力仕訳 | 500万円〜2,500万円 | 経理部長 |
| 非定型・手入力仕訳 | 2,500万円超 | CFO / 財務責任者 |
| トップサイド・連結仕訳 | 金額問わず | 経理部長以上 |
| 期ずれ修正仕訳 | 金額問わず | 経理部長以上 |

*注: 基準は組織の重要性基準とリスク許容度に基づいて設定してください。*

### レビューチェックリスト

仕訳を承認する前に、レビュアーは以下を確認する:

- [ ] 借方と貸方が一致している(仕訳がバランスしている)
- [ ] 正しい会計期間に計上されている(締め済み期間に転記していない)
- [ ] 勘定科目コードが存在し、取引内容に適切である
- [ ] 金額が計算上正確で、計算根拠に裏付けられている
- [ ] 摘要が明確・具体的で、監査対応に十分である
- [ ] 部門/コストセンター/プロジェクトコードが正しい
- [ ] 過去の期間や会計方針と整合的な処理である
- [ ] 自動振戻が適切に設定されている(未払計上は振戻を設定)
- [ ] 証憑が完備し、参照されている
- [ ] 仕訳金額が作成者の権限範囲内である
- [ ] 既存仕訳との重複がない
- [ ] 通常と異なる金額や大きな金額に説明がある

## よくある仕訳ミスのチェックポイント

1. **貸借不一致:** 借方合計と貸方合計が一致しない(システムで防止されるが手入力仕訳は要確認)
2. **期間誤り:** 誤った会計期間または締め済み期間への転記
3. **貸借逆:** 借方と貸方が逆になっている
4. **二重計上:** 同一取引の重複仕訳(転記前に重複チェック)
5. **科目誤り:** 誤った勘定科目への計上(類似する科目コードに注意)
6. **振戻漏れ:** 未払計上の自動振戻が設定されておらず二重計上になる
7. **陳腐化した見積:** 状況変化に対応せず過去の見積をそのまま使用
8. **丸め数字の見積:** 実際の計算に基づかない不自然な丸め金額
9. **為替レートの誤り:** 外貨建仕訳で誤った為替レートや日付を使用
10. **連結消去漏れ:** 連結会社間仕訳に対応する消去仕訳がない
11. **資産計上・費用計上の誤り:** 費用処理すべきものを資産計上、またはその逆
12. **カットオフエラー:** 納品日やサービス提供日に基づく期間帰属の誤り