OpenAI Codex、音声入力とマルチエージェント機能を追加 — 「声で指示してAIが並列作業」の世界
新機能・リリース 2026年02月28日
#AI #OpenAI #Codex #マルチエージェント #音声入力

OpenAI Codex、音声入力とマルチエージェント機能を追加 — 「声で指示してAIが並列作業」の世界

プログラミング中、キーボードから手を離して「ここ、こうしたいんだよね」と声で伝えられたら楽だな、と思ったことありませんか?
OpenAIのCodexが、まさにそれを実現するアップデートをリリースしました。

ニュース(事実)

OpenAIが2月25〜26日にかけて、AIコーディングツール「Codex」の最新アップデートを公開。
CLI 0.105.0で追加された主な新機能は3つ。

  • 音声入力(実験的機能): スペースバー長押しで録音→自動文字起こし→そのままプロンプトに(設定で有効化が必要)
  • 構文ハイライト: ターミナル上でコードブロックやdiffが色付き表示に
  • マルチエージェント強化: CSVからタスクを一括展開し、複数のAIエージェントが並列で作業

続くCLI 0.106.0ではメモリや接続安定性の改善が行われています。

これはつまり、「タイピングだけ」だったAIとのやり取りに、声と並列作業という新しいチャネルが開いたということ。

3行まとめ

  • 本質: AIコーディングの入力手段が「テキスト一択」から「声+テキスト」に広がった
  • 構造: 1つのAIに1つずつ頼む時代から、複数AIに同時に仕事を振れる時代へ
  • これから: コーディング以外の業務ツールにも「音声×マルチエージェント」が波及しそう

初心者向け:まずここだけ読めばOK
Codexは開発者向けツールですが、「声でAIに指示を出す」「AIが複数の仕事を同時にこなす」という流れは、今後あらゆるAIツールに広がっていく可能性があります。
開発者でない方も、この方向性を知っておくと今後のAIツール選びに役立ちますよ。


用語の整理

用語 ひとことで
TUI ターミナル上で動くUI(画面)のこと。黒い画面でコマンドを打つアレ
マルチエージェント 複数のAIが役割分担して同時に作業する仕組み

詳細

1. 音声入力 — キーボードから手を離してOK

設定で features.voice_transcription = true を有効にすると、スペースバーを押し続けて録音→離すと自動で文字起こし。
そのままCodexへのプロンプト(指示)として入力される仕組みです。
まだ実験的機能なので今後変更の可能性はありますが、方向性としてはかなり面白い。

コードを読みながら「この関数、エラーハンドリングを追加して」と話すだけ。
手がコードを追っているときに、口で指示を出せるのは地味に大きい変化。

2. 構文ハイライト — 見やすくなった

ターミナル上のコードブロックやdiff(変更箇所)がカラー表示されるように。
/theme コマンドでテーマも切り替えられて、ライブプレビューで確認できます。
/copy/clearCtrl-L といった便利コマンドも追加。

3. マルチエージェント — AIに「チーム」で働いてもらう

今回のアップデートで一番インパクトがあるのはここかもしれません。

spawn_agents_on_csv という機能で、CSVファイルにタスクを書いておくと、
複数のAIエージェントがそれぞれのタスクを並列で処理。
進捗表示やETA(完了予測時間)もついているので、管理もしやすい。

サブエージェントにはニックネームを付けられるようになり、どのAIが何をしているか追跡しやすくなりました。

4. その他の改善

  • メモリの挙動改善(差分ベースの忘却、使用頻度に応じたメモリ選択)
  • WebSocketの接続安定性向上
  • 入力サイズの上限設定(大量入力でのハングを防止)

今日の1アクション

Codexを使っている方は、設定で音声入力を有効にして試してみてください(features.voice_transcription = true)。
最初はちょっと照れくさいかもしれないけど、一度慣れると「なんで今まで全部タイプしてたんだろう」ってなるかも。

出典


筆者コメント

音声入力、最初は「開発者がボソボソ喋りながらコーディングするの?」と思ったんですけど、
実際はペアプロ(2人で一緒にコードを書く手法)の相手がAIになった感覚に近い。
マルチエージェントのCSV展開も、大量のファイル変更を並列で進められるのはかなり実用的です。